XOの日記帳
WIRED NEWSにXOに関する記事の翻訳が載っています。
この中で、XOの日記帳(ジャーナル)について「この機能は、控えめに言ってもかなり興味をそそられるもの」と評価しています。確かに日記帳は面白い特徴です。
子供たちは毎日、あるテーマに沿った活動(アクティビティ)を行っています(たとえば、サメについて調べるとか)。活動は一人で行うこともありますし、メッシュネットワークを介して、複数人で共同作業(コラボレーション)することもあります。作業が一段落したら、活動を日記帳に記録(キープ)します。そして、次の機会にそれを再開(リジューム)します。
日記帳を開けば、いつ、誰と、なにをやったかを一覧でき、それぞれの項目で検索することもできます。
基本的にXOにはファイルの概念がなく、アプリケーションもありません。もちろん、下回りはLinuxですから、これらは存在していますが、ユーザインタフェースのSugarが隠蔽しています(記事中でSugarをFedora Linuxの一種と書いているのは間違いで、SugarはX11上にPythonで書かれています)。
また、日記をつけることは、子供たちに課せられた義務のひとつでもあります。これもXOが目的指向で作られている一例と言えるかもしれません。
記事中で引用されているeWeekの記事の一部はITmediaで読めます。