なにがいちばん難しいか

これはアランさんの基調講演"Children, Powerful Ideas, and One Laptop Per Child"の最後に話されたことです。
以下、簡単な方から難しい順に、

となり、これらが線形でなく、幾何級数的に難しくなることを図で示しました。
Dynabookを考案し、ALTOをつくり、SmalltalkSqueakを開発したアランさん自身が、相対的にそれらはまだ簡単であると言っていることに驚かされます。
私も子供たちとワークショップをやっていると、本当の問題はそこにはないことに気付きます。ハードやソフトは目標が明確で具体的な議論もしやすいので、どうしても注目されがちですが、それらを作る目的、すなわち、どのように子供たちは学ぶのか、それをコンピュータを使ってどのように助けられるのかについては、まだよく分かっていないことがたくさんあります。これこそ、OLPCが本気で取り組まなければいけない課題です。
アランさんは例として、Suresh VaidyarajanとArvind Guptaの"Pumps from the Dump"をあげていました。強力なアイデア構成主義についてはパパートさんのマインドストームをお読みください。